22期新人担当インタビュー!





早稲田大学演劇倶楽部22期新人公演「恢恢漏ラサズ。」



8月も終わりを迎えようとしているこの日。
演劇倶楽部22期新人担当である山田一彰・石澤彩美両氏にインタビュアー斉藤が突撃大取材を行った。



斉藤(以下斉)「インタビュー担当の斉藤です。あれ、飲み物がないんだけど。」
石澤(以下石)「お願いします。」
斉「飲み物ですか?高木君。」
山田(以下山)「ははは。(高笑い)なんだよそれ。」

高木(以下高)飲み物を取りに行く

すっかりインタビュアー気取りの斉藤。はたして大丈夫なのだろうか。

斉「今年新人担当ということで・・・。」
山「大丈夫?ちゃんと考えてきてる?」
斉「大丈夫です。はい。うん。えーっと。今年の新人担当ということで。どうですか?今年の新人さんは?」
石「ばか。」
山「ばかだねー。」
石「ばかばっか。」
斉「みんなばかなんですか?」
山「いや、でも最初はそんなにばかじゃなかった・・・気がするんだけど。」
石「気づいたらばかになってたね。新訓のせいでばかになった可能性はある(笑)。」
山「ある。」
斉「ある、感じで。」
山「本当に気づいたらみんななんかねえ、ばかだったね。」
斉「いい意味でのばかではなくて?」
石「良くも悪くも。(笑)」
山「だね。」
石「で、ばかじゃない数少ない人たちがばかに引け目を感じるっていうよく分からない状況が起きてて。」
山「ばかがいいなぁ。みたいな(笑)。」
石「ばかに憧れてる。みんな。」

ここで高木飲み物を持って戻ってくる



山「ばかの話しかしてないけど。(笑)」
高「ばかですか?」
石「そう、あいつらはばかだって。」
高「なんか他にもあるでしょう。ちなみに本人たちに自覚は?」
山「さあ、どうなんだろ。あるんじゃない?(笑)」
高「ばか以外には何かないんですか?」
石「うーん。(笑)」
高「考えちゃうんですか?」
山「ははは。(笑)」
石「まあでもやっぱり最初と比べると全然変わったね。」
斉「具体的にはどういったところが?」
石「最初はすごい病弱だったんだよ。」
山「うん、あと甘えん坊。」
石「すぐ気持ち悪いとか胸が苦しいとか言って稽古休もうとしたりとか。」
山「で、最初はそれでいいとか思ってたんだろうね。でも、最近はそれじゃあまずいと思い出した。」
石「我慢を覚えたというか自分に厳しくなったというか。」
斉「なるほど。ほかに変わったところは?」
山「目つき。あと体つきも変わっていった。」
石「最初のうちは目が半分くらいしか空いてなかった人もいたけど、最近は目をかっ開いてこっちにアピールしてくるようになったね。」
山「そうそう、目が輝き出したの。」
斉「なんだか詩的ですね。」
山「でもね、本当に全然違うんだよ。生命力が出てきたというか。」
石「精神的にも肉体的にも逞しくなってきてる。」
山「あと、稽古場が臭くなった。」
石「どんどんどんどん臭くなった。」
山「こればっかりはしょうがないね。」


今年はSLAM DUNK


斉「今年の新人担当として意識したことはありますか?」
山「今年はね、この4ヶ月の新人訓練というものを一つのドラマとして演出していこうとしたね。」
石「いろんなうねりの中で彼らがいろんなことを感じられるようになって欲しいと。」
斉「うねりですか?」
山「そう。本当に色々ドラマチックな出来事を起こそうとしたよ。」
石「やりすぎた感もあるけど。(笑)」
山「でも色々なことを感じれるようになったみたいで。それって役者としては絶対必要なことだから。」
斉「ずばりこれから彼らに求めるものは?」
石「なんていうかね、自分が素人だってことを分かって欲しい。桜木花道だと思って欲しい、自分を。」
山「そうそうそう。自分、ど素人っすからって言っちゃう感じ。」
石「そう、ど素人だからようって言えるくらいの。」
山「そんで山王に勝っちゃうみたいなね。」
石「それがないと勝てない。」
山「そうそう、山王には勝てないんだよ。」
高「今年の新人には山王に勝って欲しいと。湘北なのに山王に勝って欲しいと。」
山・石「そーう、そうそう!」

一同。びっくりするくらい盛り上がる。

山「そう、湘北なりにね。」
石「素人なりのやり方でね」
山「こう、審判の机の上にドッカーンって立つぐらいの力が。」
石「俺はヤマオーを倒すって言えるくらいの。」
山「そういう力をね。」
石「そんなお前が言うほど簡単な点差じゃねえよ・・・。そんなん知らねえよ!」
山「そうそうそう!」
斉「そう言えちゃうくらいの力が欲しいと。」
山「そう、俺はど素人だから分かんねーよ!と。」
石「そういう力だね!」
高「そういう意味ではどうですか?そういう力はついてきてますか?」
山「ついてきてるね。」
石「でももうひと分張り。」
山「まだ坊主になる前の桜木だね。」
石「次の通し稽古が海南戦。で、綾南、豊玉戦と踏んで、」
山「本番は全部山王戦で。」





あいつらは流川じゃない、桜木花道だ

斉「新人たちにメッセージは?」
石「自分を桜木花道だと思って。」
高「やっぱりそれですか。」
石「うん。素人らしく思いっ切りかましてやれ。」
高「お前らは流川じゃないと?」
石「そう。(笑)」
山「うん、あいつらは流川じゃない。」
石「入った当初はみんな自分は流川だと思ってきてたっぽいけどね。」
山「流川どころか沢北だと思って入ってきてるやつもいるよ。(笑)」
石「みんなだんだん気づきだしたね。あ、自分、流川じゃないって。」
山「自分が桜木だって気づいたやつからどんどん良くなってったね。」
石「桜木になれないやつは木暮みたいに緻密にやってほしいよ。」
山「木暮は最後3P決めるから。」
斉「ですね。」
山「もうね、はっきり言って彼らには期待しかしてません。」
高「だって素人ですもんね。」
山「そう、これ以上落ちることはないんだから落ち込んでる暇なんかないよって。」
斉「えー、もう最後にはダンク決めて欲しいですね。(何故か感動気味)」
山「決めて欲しいねー。」
石「スラムダンク決めまくって欲しいね。」
山「11人全員がそれぞれスラムダンク。」
石「そして山王に勝つ。」
山「スラムダンクを越える感動をお送りします。」
斉「君が好きだーと、叫びーたい♪(何故か歌いだす)」
石「え?なに?(笑)」
斉「なんかいいですよね。」
山「通り過ぎーてーくーときーを、ぶちー壊ーしたい♪」
斉「いいじゃないですか!ぶち壊したいって!」

一同 合唱

一同「♪このあーついー、思‐いをー受け止めてー欲しいー♪」
石「演劇倶楽部22期新人公演、恢恢漏ラサズ。」
山「この熱い思いを受け止めて下さい。」
石・山「ご来場お待ちしております。」





インタビュー中終始笑顔のこぼれていたお二人。
きっと、彼らから大きなエネルギーをもらっているのだろう。
新人たちについて語るお二人は、まるで安西先生と彩子さんのようであった。



(22期新人担当 左、石澤彩美 右、山田一彰)


桜木花道ばかりが集まった演劇倶楽部22期。
この熱い思いを受け止めて欲しい。
演劇倶楽部22期新人公演「恢恢漏ラサズ。」 
こうご期待。



                     (インタビュー、斉藤加奈子 文責、高木健)



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