サニーサイドアップインタビュー

Sunny Side Up!5月である。とぼけた頭で稽古場を覗く。

しかし!穏やかに、意見をぶつけ合う。なだらかに、火花散る。

この時私の脳みそは、確かに恥じていた。

Sunny Side Up!! 一体どう作られているのか!?

 


川嶋(以下川) よろしくお願いします。

門田(以下門) お願いします。

川:まず、今回は作・演出が別ということなのですけれど、それは何の意図が?

門:単純に僕が書けないなあーと。まあ、それと、作者とやりたい事が一致したから。あと、演出が独立してやるのは作者が持っているイメージより柔軟にできるかな、といったところです。

川:なるほどね。

門:すごい大雑把に言ったけど、作者とは小学からの友達でそれを演クラにぶち込んだらどうなるかなーっと。

川:ぶちこむとは?

門:うん・・・(作者に)色があるわけじゃないですか。その色を演クラに入れたらどうなるかな、と。


「反する」

川:ずばり今回の狙いは?

門:狙いっすか?公演の?

川:作品のね。

門:作品というのは簡単に分けると「テンション」と「会話劇」って、大体の人の一般的認識で分かれているけど、おもいっきり派手にやってみたかった。でも、そういうのって、今の演劇の流れに反していると思うんですよ、「前ギリ」とか「テンションだけ」とか。

川:その、反したところを狙ったのですか。

門:そう、だね・・・何故そうしたかと言うと、流れに反したくなるのが性分って言ってしまえばそうなんだけど、ある意味前時代的なテンション芝居が「今」に劣るのかを問いてみたかった。・・・なんてかっこつけちゃった。

川:わりかし、ダンスやタテなどある程度統制が必要なところは敢えて挑戦を?

門:結局は好きってことなのかも知れない。最初、なんで派手な芝居をやろうかと思ったのはやっぱり最初見たイメージが大事だから。・・・新入生に見てもらいやすいかなーと思ったんですよ。

川:わかりやすく?

門:うんそう。でもとっつきにくい人もいるかな。

ここで役者金、入る。

金:どっちだよ。

門:僕なりに派手なほうが分かりやすいかなーと。

川:ということは見慣れていない人に向けての演劇なんですか?

門:そうすね。それと、今の時代に反してってことの2つかな。


「真面目に」

川:今回のサニーはコメディーですね。

門:そうすね。でもダンスもタテもあるし・・・タテはまじめだよね?

金:いや、全部まじめにやってますよ。タテなんかはシリアスに・・・

川:今回の役者陣はどういう布陣で。

門:久しぶりに芝居に関わる人を入れて、今までの17期の芝居(茄子と豚、キリン以上ゾウ未満)に比べてかき回した。はじめはもっと外の人を呼ぼうかなと思ったけど。まあ嫌々ではないけど・・・今回は演クラ布陣で。

川:実際やってみてどうですか。

門:大学入って初の演出するのが17期でよかった。いい機会だった。

川:どんな稽古場ですか。

門:いい面でも悪い面でも17期は一生懸命なんですよ。・・・だめなところをフォローしてもらったり。僕が甘えちゃいけないんだけれど、やりやすいのは事実ですね。時々、一生懸命すぎて客観的に見れない。

金:演出も役者も互いに甘え合っちゃう部分はあるよね。


「作ったものを」

川:ぶっちゃけ・・・どうですか?

門:それは・・・公演前には言いたくないですね。まあ、失敗で言えば自分の失敗が大半なんで、人のせいにするつもりはない。

川:今後、門田氏はどう表現活動を展開するおつもりで?

門:しばらく役者としてやっていこうかな。もっと現場の流れを把握してから打つとか。

川:今回の現場で門田氏が得たものは?

門:大雑把に言うともっとしっかりしようって。

川、金に話しかける。

川:じゃあ、役者の金氏から演出の門田氏へ一言。

金:じゃあ、最後まで全力でがんばろうよ。・・・うわー青春の台詞みたい。やだな。

川:門田氏から。

門:いろいろご迷惑おかけしました。

金:いやいやいや

門:まだ終わってないけどね。

金:お互い迷惑かけあって磨いていきましょうよ。

川:お客さんにアピールとメッセージを。

門:芝居やるときは何を感じてほしいかより、作ったものを楽しんで欲しいけど・・・やはりストーリーだからそれをみて何を感じるかお客さん次第です。演出が小屋入り3日前に風邪をひくとこんな芝居になります。嘘です。

風邪をひこうがそれが治るか治るまいが本番はやってくる。それが芝居である。
時代に反する姿、或いは役者は何に反し、何に順ずるのか、それを劇場で味わうとしようではないか。
     文責 
     川嶋はづき


BACK